安全パトロールの実施
平成30年3月12日(月)安心安全委員を中心に、阿蘇市湯浦地区の舗装工事現場(㈱熊阿建設工業 施工)で安全パトロールを実施しました。現場は、信号もなく速度を出して走る車が多いため、一般車両との交通事故防止において注意を要する場所でした。
委員からは書類が分かりやすく整理されていること、予告看板やカラーコーンにリボンをつけて目立つよう工夫されているなどの意見が報告されました。
舗装現場技術研修会(IH式舗装撤去工法)
平成30年2月22日、牛深ハイヤ大橋にてIH式舗装撤去工法の現場技術研修会を行いました。
牛深ハイヤ大橋は、1997年に完成し、延長883mで県内最長を誇ります。牛深の美しい風景に溶け込むよう吊橋や斜張橋を避け、あえて単純な連続桁梁が採用されました。左右に設置されているフラップ(風除板)は、歩行者を強風から保護し、また橋桁その物を守る効果があります。曲線の美しい橋梁で、夜にはライトアップがなされ、海面に白く光る姿は本当に綺麗です。
橋の下部には民家が多く立ち並んでいるため、騒音・粉塵の抑制効果が高いIH式舗装撤去工法(電磁誘導加熱鋼床版撤去工法)で本工事は発注されました。
電磁誘導加熱装置(20kw×5基)
IH調理器の原理を応用したもので、電磁誘導加熱技術で鋼床版を60~90℃に加熱し、舗装版と鋼床版の境目にある接着層を軟化させます。機械は施工時にはモーターで車輪を駆動させ、1分間に0.5m以下と、かなりゆっくりした速度で進みます。
接着層を軟化させた後、橋面との境目にバックホウの平爪を押し込み舗装版をはぎ取ります。発電機のエンジン音やバックホウの動作音がするだけなので、騒音抑制の効果は非常に高いです。
工事名[牛深漁港水産物供給基盤機能保全ハイヤ大橋舗装補修その2工事 他合併]
受注者[株式会社 オオマス]
熊本県内ではなかなか見ることのできないIH式舗装撤去工の現場見学を快諾してくださった㈱オオマスさま、貴重な機会をありがとうございます。現場にてご対応してくださいました現場代理人・主任技術者さま、お忙しいところ本当にありがとうございました。
社会貢献活動
今年度も、労務対策委員・理事が中心となり各地区で清掃ボランティア等の社会貢献活動を実施しました。
・八代地区 5月13日
[八代市新地町交差点~出町交差点:堆積土砂の撤去、アスファルト屑やゴミの収集、路面清掃車(ロードスイーパー)]
・宇城上益城地区 7月29日・8月5日
[国道218号線 松橋町浦川内・小川町南小川:道路除草作業及び歩道の清掃、堆積土砂の撤去作業]
・熊本市地区 6月3日
[東区佐土原・東町・桜木地内:歩道・自転車通行帯・路側帯・植樹帯等の清掃美化]
・芦北水俣地区 7月28日
[芦北地域振興局管内:管内の小・中学校及び周辺道路の除草作業]
・阿蘇地区 8月10日
[国道325号・265号・212号:8月の『道路を守る月間』にちなんで道路美化活動]
・菊池地区 8月23日
[県道熊本大津線沿道 合志市竹迫地内他:草刈り除草・ゴミ拾い]
・人吉球磨地区 10月24日
[球磨郡あさぎり町地内:あさぎり町主催の球磨川マラソン大会コースである湯前人吉自転車道の草刈り作業]
・天草地区 11月7日
[国道324号 天草市役所~天草工業高校:除草・堆積土砂の撤去、ゴミ拾い]
堆積土砂の撤去や繁茂した雑草の除去により地域の景観を保つことはもちろん、それにより見通しのよい道路・安全な歩道(特に通学路)を確保し、地域の方々が生活しやすい道路になるよう、会員一同今後もこのような活動を続けてまいります。
九州・沖縄舗装協会連絡協議会
平成30年2月15日(木)福岡市において、第4回九州・沖縄舗装協会連絡協議会が開催され、
本協会からは梨子木会長、岩本副会長が出席しました。
主な意見交換の議題は、働き方改革に向けての取組みの状況や県内専門業者の存続対策等についてでした。
熊本県は、現在熊本地震からの早期復旧・復興を最優先的課題として取り組んでいること、
本協会が毎年行政に対し、自社施工する専門業者が生き残れるような入札・契約制度や
格付審査の在り方等について要望活動を行っていること等の状況を梨子木会長が説明しました。
各県協会とも同様の悩みや課題を抱えており、更に情報交換しながら改善していくことで意見が一致しました。
平成30年 新年賀詞交歓会
平成30年1月24日(水)ホテルキャッスルにて新年賀詞交歓会を開催いたしました。
今年も多くのご来賓の方々にご参加頂き、新年のご挨拶や
熊本地震からの復旧復興事業等今後の展望についてお話を頂きました。
気温の低い寒い日でしたが、和やかな雰囲気での懇談のひとときとなりました。
お忙しい中ご参加くださったご来賓、会員の皆様、ありがとうございました。
研修旅行
29年度の研修旅行は、2泊3日で台湾に行ってまいりました。
参加者:35名
視察地:龍山寺、忠烈祠、中正記念堂、九份、故宮博物院、他
要望活動
7月から8月にかけて、熊本県(土木部、農林水産部、県央広域本部土木部、各振興局)及び熊本市と要望活動及び意見交換会を行いました。それぞれご対応いただいた担当部署の皆様、震災による復旧・復興で大変ご多忙の中、本当にありがとうございました。
熊本県
1.適正な価格による契約及び余裕期間を見込んだ工期の設定等について
2.発注ロットの拡大について
3.入札参加機会の拡充について
4.通常工事予算の配分について
5.完成工事高の評価について
6.工事成績評定等の簡素化について
熊本県県央広域本部土木部への要望
熊本市
1.適正な価格による契約及び余裕期間を見込んだ工期の設定等について
2.手持ち工事件数制限の適宜緩和等について
3.工事量と格付けランクの業者数との調整等について
4.完成工事高の評価について
8月9日に、(一財)熊本県建設技術センターにて、道路技術講習会(CPDS対応)を開催しました。
講師を熊本県土木部、熊本県警本部交通部、九州地方整備局企画部、労働安全コンサルタント事務所よりお招きし、『入札制度の現状と方向性』『工事成績評定点について』『工事現場における交通事故防止について』『i-Constructionの取組について』『現場における安全衛生活動と社内コミュニケーションについて』等の内容で講習をしていただきました。
今年度は80名の参加があり、メモをとったりと熱心に受講していました。